NT型プレート式熱交換器
流れを変えるニューコンセプト NT型プレート式熱交換器

プレート伝熱面で左右異なった波形状(Opti Wave=最適な波)を採用し、左右流路の圧力損失を変えることで、伝熱面全幅において液流速を均一化し、運転時間の延長と洗浄時間の短縮を実現しました。
※熱交換プレートNT型は、Kelvion PHE社の製品です。
プレート式熱交換器の現状
プレート式熱交換器のウイークポイント
- 不均一な液流れ従来プレートの波形状では伝熱面出入口から遠い サイドで流速が遅くなる。
- 肩部に液が滞留しやすい。
- ※スケールが発生しやすく、連続運転ができない。
- ※洗浄しても滞留箇所の汚れが落ちにくい。
Opti Wave(オプティウェーブ)
Opti Wave =最適な波(形状)

左右の流路圧力損失を変える事で、伝熱面での不均一な流れを無くし、局部的な汚れが減少
長時間連続運転が可能 & CIPの時間短縮が可能。
プレート間のギャップ(隙間)を従来品の63%まで小さくしたフローパターンを実現しました。
同等の圧力損失で、同じ処理量の従来品に対しプレート内の流速を速く出来、高い熱効率が得られ、伝熱面積が従来品より削減できます。
プレート枚数を減らせます。
プレート内の製品ホールド量が従来品より半減します。
製品置換・水置換の工程に於ける、製品ロスがホールド量に比例して半減し、歩留まり向上に貢献します。
Pos Loc システム
プレートが自己で位置決めを行い、板ズレを防止する
- プレート締め付け時、安全な位置決めを誘導し完全な整列状態をもたらす。
- 正確な位置決めはパッキンの寿命を延ばす。
- 正確な位置決めは漏れを防止する。

Eco Loc システム
パッキンの固定方法はスナップタイプとなる
- 従来は部分オメガで有ったが、NTでは「G-スナップ」タイプを採用。
- 従来より固定方法が簡単で外れにくい。
- 板の穴明け部の工夫によりパッキンのスタッド部を保護する構造である。

プレート液流れの評価
NT型プレート式熱交換器は液が均一に流れる

洗浄テスト
テスト写真1

テスト写真2

その他のプレート式熱交換器
豊富なバリエーションから最適を提供します。
低粘度の飲料・食品等の加熱、冷却工程に最も多く使用されている熱交換器です。伝熱効率に優れ、据付面積が小さく、リーズナブルな価格で提供できます。
【その他のプレート式熱交換器はこちら】